医師の教育・研修 - 当院の臨床研修の特徴
「お城とさくらとりんご」に象徴される弘前市は,津軽平野の南部に発達した約400年の歴史を持つ城下町で,東に八甲田連峰,西に秀峰岩木山,南に白神山地に続く山並みが迫り,北には岩木川が流れる豊かな自然環境に恵まれた,数々の歴史的遺産と文化が息づく落ち着いた雰囲気のまちです。
健生病院はこの弘前市の中心、弘前駅より車で10分、国道7号線に隣接した交通至便な立地であり、利用者も多く、地域中核病院の役割を担っています。
当院は「無差別・平等の医療」を基本理念としており、「いつでもどこでも親切で良い医療」を目指して、地域の救急医療に全力を上げて取り組んでいます。健生病院ER年間総受診者数は18,000人を超えて県内でもトップクラスであり、救急車受入総数(2016年約1,900件)は、弘前管内の総救急搬送数の約1/3にあたります。その他にリハビリ医療にも積極的に取り組み、質の高いリハビリ医療を提供しています。青森県民主医療機関連合会の医師研修センターとしての役割を担い、これまでも多くの研修医を受け入れてきました。
健生病院の初期医師臨床研修の特徴 〜 幅広い診療能力が身につきます 〜
初期研修期間は、医師としてのスタートを切る非常に重要なときと言えます。現在の日本の卒前教育では、国家試験の直後には頭の中に医学知識がぎっしり詰まっていますが、たとえ風邪のようなCommon Diseaseであっても、患者さんをどのように診察し、どういう処方をすればいいのかまったくわからないまま医師免許を持つことになります。したがって、2年間の初期研修が将来どのような医師として成長していくかを左右することになり、とても大切な期間になります。
年間の救急外来(ER)18,000人以上、救急車搬入数が1900件を超える当院には、軽症から重症まで実に様々な患者さんが訪れることから、プライマリな研修を行うには最適の環境と考えます。 研修はステップアップ方式を取り入れており、着実に実力をつけることができるようになっています。
弘前の豊かな自然環境と心温かい人間環境のもとでの卒業後の初期研修を、ぜひ検討いただきたいと思います。プライマリ-ケア、救急対応、コミュニケーション能力など、総合的な臨床能力を有する医師を目指している研修医の先生方をお待ちしております。
健生病院での臨床研修に関する詳細な情報や、研修プログラムなどは、青森民医連運営の「医学生・研修医向けホームページ」をご参照ください。