健生病院・健生クリニックのSOGIへの取り組み
私たちは、LGBTQ +などの多様なSOGIの方たちを差別せず、 無差別平等の医療を実践できるように学習を重ね、 院内環境整備をすすめます。
はじめに
LGBTQ+(エルジービーティーキュープラス)について
LGBTQ+(エルジービーティーキュープラス)について説明します。LGBT とは Lesbian(女性同性愛者)、Gay(男性同性愛者)、 Bisexual(両性愛者)、Transgender(割り当てられた性別に違和をもつ者)の頭文字をとった LGBT と、 Questioning(特定の性を自分に適用しない)・Queer(規範的な性のあり方以外を包括する)の Q、 さらに pansexual や nonbinary 、asexual など性の多様性が非常に多いためプラスを加えて、LGBTQ+ と表します。
SOGI(ソジ)について
SOGI(ソジ)とは、Sexual Orientation(性的指向)と Gender Identity(性別同一性)の頭文字をとったもので、 “好きになる相手の性(性的指向)” と “自分の性別に対する同一性(まとまりを持ってほどよく感じられる性別)” のことを指します。 性的指向も性別同一性もすべての人が持つもの(子どもは成長とともに育んでいくもの)ですが、人によって様々です。 「私には私の SOGI がある。あなたにもあなたの SOGI がある」そんなふうに “SOGI” は、すべての人を対象にしている言葉になります。
背景
私たちの社会では長らく、「異性が好き」で「出生時に割り当てられた性(戸籍上の性)に違和がない人」たちを「多数者=標準」としてきました。 医療機関も社会の一部として、LGBTQ+ などの多様な SOGI の方たちの困難には無自覚だった点があったと考えます。
しかし近年、差別や偏見が多い中でも、 多様なSOGIの方たちがいることが当事者たちの発信や活動などを通じて広く認識され、 同じように地域で生活し、ともに働いていることが可視化されてきました。
また、国際的な疾病分類(ICD)では同性愛は精神疾患ではないと10年以上前に改定されていますし、 割り当てられた性(戸籍上の性)が自分の性別に合っていない・性別違和も近年精神疾患としての扱いから、 病気ではなく性の健康に関する状態へと扱いが変化しています。
医療機関として差別や偏見を無くしていく立場で、多様な SOGI の患者・利用者が受診・利用しやすい医療機関、 多様な SOGI の職員が働きやすい職場となるよう、院内環境整備をすすめていきます。
多様な性に配慮した環境の整備をすすめるために
職員は順次 SOGI の研修に参加し、研修参加者はレインボーバッチを身につけます。 SOGI に関する困りごとがありましたら、レインボーバッチを身につけている職員へ声をかけてください。 まだまだ研鑽の途上です。お気づきの点やご要望などありましたら、匿名でも構いませんので、 「健生病院・健生クリニックのSOGIに関わる取り組みへのご意見箱(googleフォーム)」よりご連絡いただけると幸いです。
健生病院・健生クリニックのSOGIに関わる取り組みへのご意見箱(googleフォーム)
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2024年 7月 9日 掲載