健生病院・健生クリニック

検査科

検査科のご紹介

 検査科は男性7名女性12名の計19名の臨床検査技師で構成され、「生理検査」「検体検査」「細菌検査」「病理検査」の業務を日々担当しています。健生病院は津軽地域で二次救急搬送を多く受け入れており、検査科でも24時間365日検査に対応出来るようにオンコール体制をとっています。
 以下各部門の業務について簡単に紹介します。

集合写真


生理検査

 生理検査(生理機能検査)は直接患者さんと接するため、安心して検査を受けてもらえるように患者さんの気持ちに寄り添う対応を心掛けています。
 主な検査として、12誘導心電図検査、ホルター心電図検査、肺機能検査、脳波検査、血圧脈波検査、神経伝導検査などがあります。また、超音波検査では腹部、心臓、甲状腺、乳腺、頸動脈、下肢血管、胎児の分野で検査をしています。

写真:生理検査

検体検査

 検体検査は血液、尿、便、髄液などを検査するほかに輸血業務も担当しています。2021年に生化学分析装置(TBA-c8000)と免疫測定装置(ARCHITECTi2000)を導入し、機器を連結することにより迅速に結果を報告しています。多数の分析装置の正確性・精密性を保つために、定期的な点検や日々の精度管理に取り組んでいます。常に最良な状態で正確な検査結果を報告できるように努めています。

写真:検体検査

病理検査

 病理検査では、弘前大学大学院医学研究科分子病態病理学講座より週2回病理医の支援をいただいて業務を行っています。検査技師の仕事として手術検体切り出し補助作業、手術・生検検体標本作製等を行っています。また、術中迅速病理診断や病理解剖にも対応しています。組織診は年間2000件弱、細胞診は400件あり、細胞診と組織診の一部はAKH研究センターへ外注をしています。

写真:病理検査

細菌検査

 細菌検査では、塗抹鏡検の他培養から同定・感受性検査までを行っています。Covid-19発生以降はPCR機器も導入し、遺伝子検査にも取り組んでいます。また、院内感染対策の一環として耐性菌の発生を監視・報告したり、薬局との連携を深め、抗菌薬適正使用に貢献できるよう努めています。

写真:細菌検査


健生病院 検査科 2023年 2月